「遠隔手術が拓く消化器外科の近未来」

弘前大学袴田健一先生が大会長の第78回日本消化器外科学会にお招きいただきました。

会場は函館市でした。

北野正剛先生から始まり森正樹先生、北川雄光先生や歴代の理事長もおられ、また、幕内博康先生、今泉俊秀先生や岡田健一先生など研修医時代にお世話になった先生方とも会えて、とても嬉しかったです。

特別企画３「遠隔手術実証実験 遠隔手術が拓く消化器外科の近未来」におきまして、「地域医療の現状と課題克服に向けて〜遠隔医療の実現に向けて〜」という演題で講演させていただきました。

企画後半は、その場で東京と函館を結び内蔵模型を使った遠隔手術がデモンストレーションされましたがまったく遅延なく、またアノテーション機能があり、指導もわかりやすく感動しました。hinotoriの改良にも驚きました。各位の長年の取組に心から感謝申し上げます。

外科医不足や地域偏在などの課題がありますが、このようなものを世に広く届けて実現させていくことが、地域医療にとっても必要な事だと確信いたしました。

「医師養成の過程から医師偏在是正を求める議員連盟」の事務局長として、医師の働き方改革に取り組んでおり、医療DXの中でも遠隔医療は私も特に注目をしており、今後さらなる促進の援助に取り組んでまいります。

袴田健一先生の厚労省発表資料 https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/000495289.pdf

hinotoriで「250kmの遠隔手術支援」を実証（日経メディカル） https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t356/202304/579258.html

司会：

森正樹先生（東海大学医学部）

袴田健一先生（弘前大学医学部附属病院消化器外科）

演者：

平野聡先生（北海道大学大学院医学研究院消化器外科学教室ＩＩ）

橋本康彦様（株式会社メディカロイド会長）

坂下徳隆様（NTT東日本ソリューション ビジネス部 医療グループ）

自見はな子（参議院議員/内閣府政務官）