3月4日に医師養成の過程から医師偏在是正を求める議員連盟(会長田村憲久先生、事務局長自見はなこ)第12回総会を開催いたしました。
かねてより、「地域医療を担う医師の確保を目指す知事の会」と共に、医師少数県等に研修医を半年間派遣するよう要望してまいりましたが、その枠組みが政府の審議会において示されることとなりました。はじめは対象者は小規模でのスタートで検討いただいておりますが、実現すれば地方の医師不足解消や地域で活躍できる医師の養成への後押しとなります。
また働き方改革の施行に伴い、人件費増など大学病院の経営負担が心配されておりますが、引き続き教育・研究・診療の各機能を十分に果たすことができるよう、令和5年度補正予算及び令和6年度予算案にて文科省と厚労省一体で支援が行われます。令和5年度補正予算の大学病院の環境設備支援においては、140億円の予算がついた旨の説明を文科省より受けました。
さらに1月に「医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」が厚労省内に立ち上がりました。医師養成過程を通じた医師偏在対策や医学部臨時定員の在り方等、医師確保対策に関する取り組みについての議論が今後更に加速するよう、連携しながら引き続き尽力して参ります。