2024年4月24日(水)16時より、超党派骨髄・さい帯血バンク議員連盟総会が開催されました。
前回2023年11月30日に開催されました、議員総会で取りまとめた「骨髄バンク及び臍帯血バンクの支援等に関する決議」を踏まえた政府の対応及び令和6年度関連予算について厚生労働省 健康局 難病対策課 移植医療対策推進室よりご説明いただきました。
以下、骨髄バンク及び臍帯血バンクの支援等に関する決議の抜粋を示します。
骨髄バンク及び臍帯血バンクの活動が持続可能となる額の手数料とするよう診療報酬点数の引き上げを行うこと
臍帯血バンクを紺綬褒章に係る公益団体として認めると共に紺綬褒章に係る公益団体についての周知を図ること
日本骨髄バンクが日本赤十字社の支援を受けて進める住所が不明となっている者への対応について必要な支援を行うこと
日本骨髄バンクが進める自己スワブ検査の導入に向けて必要な支援を行うこと
自治体で行われているドナー休暇制度について必要な支援を行うこと
結果としては
診療報酬点数の引き上げは実現することができませんでしたが、引き続き議連から発言していきます。
日本骨髄バンクが「紺綬褒章」の公益団体認定を受けました。さい帯血バンクも認定を受けられるよう引き続き調整して参ります。 日本骨髄バンクHP (https://x.gd/PTXoM) 掲載
現在の住所不明者への対応はSMSでの連絡・献血者との連携を図り、新たな住所不明者を増加させないため、SNSの強化やスワブ登録者のマイナンバーカードとの連携ができるよう調整して参ります。
現在、スワブを用いたHLA検査法の比較検証(トライアル2)がスタートしており、ドナー登録希望者(約200名)を対象に実施しております。
ドナー休暇制度の取組については日本骨髄バンクよりご説明いただき、導入企業数は年々増加しているが、休暇取得率が把握できていないため厚生労働省に「実態調査」をするよう議連より提言いたしました。
その後の議題では、厚生労働省 医薬局 血液対策課・日本赤十字社より献血に関する現状についてご報告いただきました。
今後は少子高齢化により献血者数と献血量の減少が懸念されます。将来の献血基盤の確立に向け、年代別の特性に合わせた献血推進や初回献血者・休眠献血者へのアプローチを今後は検討しております。
また歴史ある骨髄・さい帯血バンク議員連盟ですが、今回の総会において「骨髄・さい帯血バンク・献血推進議員連盟」への名称変更が決まりました。
この名称変更により、より一層力献血推進活動に力を注ぎ、ドナー登録者や献血者数を増やしていくことに取り組んで参ります。
課題は依然として山積しておりますが、超党派での議論を重ねながら、今後も継続的な取り組みを行って参ります。

【資料】4ファイル(PDF)