2021年12月15日臨床工学技士を支援する議員連盟第4回総会(旧:臨床工学技士の資質向上を目指す議員連盟)を開催いたしました。
臨床工学技士会・臨床工学技士連盟からは、議連会長宛に下記3つのご要望を頂戴いたしました。
1. 他の医療技術職と同等な評価を施した診療報酬改定をお願いしたい (資料 1)
2. 医療職種の賃金引き上げによる 恒久的な 収入増は、看護職員などに限らず臨床工学技士が含まれることを明示していただきたい (資料 2)
3. 手術室や人工透析室など、必要とされる医療現場に臨床工学技士の配置基準を設置していただきたい(資料3)
近年、医療機器の高度化が著しく医療現場において専門性が求められるとともに、新型コロナウイルス感染症の流行下においても、人工呼吸器やECMO管理でその役割はますます大きくなっている現状を鑑みつつ、チーム医療の一翼を担う臨床工学技士の診療報酬上の取扱い、待遇改善について前向きな検討がされていると厚生労働省からも回答がございました。
また、これまでの議連の活動が実り、今年は「良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律」が成立し、医師の働き方改革に資するタスク・シフト/シェアを推進する観点から、臨床工学技士法が改正されたことを受け、臨床工学技士会では「臨床工学技士の業務範囲追加に伴う厚生労働大臣指定による研修(告示研修)」を本年9月から開始し、これまでに1000人が受講を終え、参加登録者は4000人を超えている、と大変心強いご紹介をいただきました。
当日は野田毅特別顧問(前会長)にもご臨席賜り、加藤勝信新会長のもと引き続き国民のニーズに応えるためにも、それに対応する専門知識及び技能を習得した臨床工学技士が育成のため養成過程の見直しや、臨床工学技士の待遇改善のため議連活動を行って参ります。
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